Wikipediaの記事・記述を削除してほしい|削除依頼とオーバーサイト

この記事の結論

  • Wikipediaは誰でも編集できますが、記述を最新版から消しても、その内容は誰でも見られる「過去の版」に残ります。過去の版まで消すには、管理者による削除(版指定削除を含む)が必要です。
  • 住所・電話番号などの個人情報や中傷は、削除の方針で削除の対象とされています。特に個人情報は、公開の場に書かずにメールで頼める「オーバーサイト依頼」(oversight-ja-wp@wikipedia.org)が用意されています。
  • 削除を求める理由を公開の議論の場(削除依頼)に詳しく書くと、かえって情報が広まることがあります。どの手続きを使うかを先に決めてください。

最終更新日: 2026-10-24

Wikipediaの記事に、自分の本名や勤務先、事実と違う経歴が書かれていた、という相談があります。Wikipediaには運営会社への通報フォームではなく、利用者どうしの合意と管理者による手続きで削除を決める仕組みがあります。ここでは日本語版の公式方針ページ(Wikipedia:削除の方針・Wikipedia:削除依頼・Wikipedia:オーバーサイト依頼)をもとに手順を整理しました(2026年10月24日確認)。

編集で消すだけでは足りない理由

削除の方針は、ページを編集すれば記述を最新版から除くことはできても、その記述は誰でも見られる過去の版に保存されていると説明しています。ページの削除では過去の版も含めて消すことができ、場合によっては特定の版だけを消すこと(版指定削除)もあります。自分で記述を消すと編集合戦になりやすく、記録も残るため、次の手続きを使うほうが確実です。

使える手続き

手続き向いている場面注意点
削除依頼記事そのものや、問題のある版を消してほしい依頼と議論は公開のページで行われる。理由を書きすぎると情報がさらに広まる
削除依頼代行申請窓口削除依頼の手続きに慣れていない代行を頼む場合も公開の場で扱われる
オーバーサイト依頼住所・電話番号・勤務先など非公開の個人情報、中傷やプライバシー侵害の可能性が高い記述メール(oversight-ja-wp@wikipedia.org)などで非公開で頼める。依頼内容を公開の場に書かない

オーバーサイト依頼のページは、電話番号・住所・職場や学校の情報・誕生日などを個人情報の例として挙げ、誰が投稿したかを問わず対象になるとしています。依頼の内容は「絶対にウィキペディア上など公開されている場所には書きこまないで」と強調されています。

削除の対象になるもの

  • プライバシーを侵害するもの(住所・電話番号などの個人情報。役所の所在地のような公式のものは除く)
  • 他者の名誉などを傷つけ、名誉毀損罪・侮辱罪・信用毀損罪などに問われる可能性のあるもの
  • 肖像権侵害など、他者の利益を侵害する可能性のあるもの

削除の方針は、積極的に実名で活動している政治家・研究者・芸能人などの著名人は扱いが異なるとしています。存命の人物の記事の書き方はWikipedia:存命人物の伝記に定められています。

手続きで消えないとき

Wikipediaの手続きで削除されなかった場合や、記述が名誉毀損やプライバシーの侵害にあたると考える場合は、法的な削除請求も検討します。運営者は海外の団体なので、進め方は海外SNS・海外サイトの誹謗中傷は削除できる?を、請求の全体像は投稿の削除請求の流れを見てください。記述を消す前に、記事のURLと版の履歴の画面を証拠として保存しておきます。

よくある質問

自分のことが書かれた記事を、自分で消してもいいですか?

編集で消しても過去の版に残り、他の利用者に戻されることもあります。個人情報ならオーバーサイト依頼、記事そのものなら削除依頼を使うほうが確実です。

オーバーサイト依頼をすると、依頼したことが公開されますか?

オーバーサイト依頼は非公開で頼める手続きです。メールで依頼する場合も、内容を公開のページに書かないよう公式ページが注意しています。

Wikipediaの記述が検索結果にも出ています。

Wikipediaで削除されても、検索結果の表示がすぐに変わるとは限りません。検索結果への対応はGoogle検索結果から個人情報を消すにはにまとめています。

本記事はWikipedia日本語版の公開方針をもとにした一般的な情報で、個別の記述が削除されるかを判断するものではありません。

SNS・掲示板ごとの記事一覧へ

LINEで整理 iOS Android 相談予約
LINEで相談無料・秘密厳守