統計・データ

誹謗中傷グラフ SNS別の相談件数|X・爆サイ・5chはどこが多い

監修:松本理平弁護士

最終更新日: 2026-09-14

この記事の結論

  • 誹謗中傷のグラフをSNS別に見ると、令和6年度の相談件数はX(旧Twitter)1,634件(23.0%)が最多で、Meta系合計771件、Google系合計662件が続きます。令和3年度からの4年間ではTikTokが約5.3倍、Instagramが約2.7倍に増えました。
  • 以下、Meta合計771件(10.8%)、Google合計662件(9.3%)、LINEヤフー合計207件(2.9%)、爆サイ.com 181件(2.5%)、TikTok 147件(2.1%)、5ちゃんねる115件(1.6%)と続きます。
  • 件数は相談(作業)件数の集計であり、相談センターが権利侵害の有無を判断したものではありません。複数サービスの回答があるため総計7,106件は作業件数6,403件と一致しません。
本記事は一般的な情報提供を目的としています。削除の可否、発信者情報開示の見通し、慰謝料・損害賠償の可能性は、投稿内容・媒体・証拠・期限・権利侵害の内容などにより異なります。個別の見通しは弁護士にご相談ください。

誹謗中傷の相談は、どのSNS・サイトに関するものが多いのでしょうか。本記事は、総務省委託の違法・有害情報相談センターの最新報告書(令和6年度)をもとに、X(旧Twitter)・Instagram・Google・爆サイ・5ちゃんねる・TikTokなど事業者/サービス別の相談件数を、出典リンク付きで整理したデータリファレンスです。

サービス別の相談件数ランキング【令和6年度】

違法・有害情報相談センターが令和6年度に取り扱った相談(作業件数6,403件、サービス集計の総計7,106件)のうち、事業者/サービス別の内訳は次のとおりです。

事業者/サービス件数割合参考: 令和5年度
X(旧Twitter)1,634件23.0%20.1%
Meta 合計(Instagram 587/Facebook 114/Threads 69 ほか)771件10.8%7.9%
Google 合計(検索 253/マップ 220/YouTube 168 ほか)662件9.3%8.8%
爆サイ.com181件2.5%2.4%
LINEヤフー 合計(LINE 148/ヤフー 59)207件2.9%3.0%
TikTok147件2.1%1.3%
5ちゃんねる115件1.6%2.4%
たぬき掲示板66件0.9%1.3%
ライブドアブログ65件0.9%1.5%
FC2 合計49件0.7%0.9%
上記以外の事業者/サービス等2,705件38.1%40.8%
その他・不明504件7.1%9.7%
X(旧Twitter)1,634件Meta合計(IG/FB/Threads)771件Google合計(検索/マップ/YouTube)662件LINEヤフー合計207件爆サイ.com181件TikTok147件5ちゃんねる115件たぬき掲示板66件
図: 事業者/サービス別 相談件数ランキング(令和6年度、上位8件)。出典: 総務省委託報告書

出典: 総務省「令和6年度 インターネット上の違法・有害情報対応 相談業務等の請負 報告書(概要版)」図表12(PDF)。件数は相談(作業)件数を集計したもので、個別の相談が権利侵害にあたるかを相談センターが判断したものではありません。複数サービスの回答があるため、総計(7,106件)は作業件数(6,403件)と一致しません。

SNS別の相談件数はこの4年でどう動いたのか【令和3〜6年度】

単年の順位だけでは、どのサービスで相談が増えているのかは分かりません。総務省委託の違法・有害情報相談センターが公表する令和3年度から令和6年度の推移は次のとおりです(いずれも作業件数ベース、複数回答を含むため各年度の総計は相談件数と一致しません)。

サービス令和3年度令和4年度令和5年度令和6年度
X(旧Twitter)797件948件1,438件1,634件
Meta系(合計)282件255件566件771件
 うちInstagram216件199件422件587件
Google系(合計)697件596件629件662件
爆サイ.com182件163件169件181件
TikTok28件48件92件147件
LINE(合計)61件72件146件148件
5ちゃんねる223件178件173件115件
たぬき掲示板55件37件95件66件
ライブドアブログ128件75件105件65件

4年で伸びが大きいのはX(797件→1,634件で約2.0倍)、TikTok(28件→147件で約5.3倍)、Instagram(216件→587件で約2.7倍)です。逆に5ちゃんねる(223件→115件)やライブドアブログ(128件→65件)は減っています。相談の中心が匿名掲示板から実名・準実名のSNSへ移っていることが読み取れます。

この統計に載っていないサービスはどう扱えばよいのか

令和6年度の内訳では「上記以外の事業者/サービス等」が2,705件(38.1%)、「その他・不明」が504件(7.1%)で、合計すると45%を超えます。名前の挙がっている大手サービスより、それ以外の方が多いということです。独自ドメインの個人サイトやアフィリエイトサイト、海外事業者のサービスなどが該当します。名前が表に出ていないサービスでも、削除依頼や発信者情報開示の対象になり得ます。まずは投稿のURL・スクリーンショット・投稿日時を保存してください。

データから読み取れる3つの傾向

① X(旧Twitter)が突出して多く、しかも増加傾向

X関連の相談は1,634件・全体の23.0%と、単独サービスとして最多です。割合も前年度の20.1%から上昇しており、およそ4〜5件に1件がX関連という状態が続いています。当サイトのX(旧Twitter)の誹謗中傷対策ガイドでは、Xの通報・削除依頼の具体的手順を解説しています。

② InstagramとTikTokの伸びが目立つ

Meta合計は7.9%→10.8%、TikTokは1.3%→2.1%へ上昇しました。とくにMeta内ではInstagram単独で587件と、Facebook(114件)の5倍以上です。写真・ショート動画系SNSでの誹謗中傷・なりすまし相談が増えていることがうかがえます。

これらのSNSで書き込みを早めに見つけるための設定は、誹謗中傷の監視方法|Instagram・TikTok・YouTubeにまとめています。

③ 匿名掲示板は横ばい〜減少だが、依然として相談は続く

5ちゃんねる(2.4%→1.6%)、たぬき掲示板(1.3%→0.9%)は割合が低下する一方、爆サイ.com(2.4%→2.5%)は横ばいです。件数の規模はSNSより小さいものの、地域密着型掲示板は実名・職場等が特定されやすい書き込みが多く、被害の深刻度が高くなりやすい点に注意が必要です。5ちゃんねるの削除依頼ガイド爆サイの削除依頼ガイドもあわせてご覧ください。

「どこに書かれたか」で削除依頼の手順は変わる

同じ誹謗中傷でも、削除依頼の窓口・様式・所要期間はサービスごとに大きく異なります。国内運営の掲示板は問い合わせフォームや削除依頼板経由、海外SNSはアプリ内通報+権利侵害申告フォーム経由が基本で、対応しない場合は発信者情報開示制度や法務局の削除要請といった公的手段を検討します。

まずどのサービスで被害に遭ったかを整理したうえで、削除依頼の全体フローから該当する手順に進んでください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 誹謗中傷の相談が一番多いSNSはどこですか。

A. 総務省委託の違法・有害情報相談センターの令和6年度集計では、X(旧Twitter)が1,634件(23.0%)で最多です。次いでMeta系(Instagram等)合計771件、Google系(検索・マップ・YouTube)合計662件と続きます。

Q2. この統計は「権利侵害があった件数」ですか。

A. いいえ。相談センターに寄せられた相談(作業件数)の集計であり、個別の相談が実際に権利侵害にあたるかは判断されていません。あくまで「どのサービスに関する相談が多いか」の目安です。

Q3. 相談件数の少ないサービスなら安全ですか。

A. そうとは限りません。利用者数の少ないサービスは相談の絶対数も少なくなります。また地域掲示板のように、件数は少なくても個人特定につながりやすく被害が深刻化しやすい媒体もあります。

Q4. 年間の相談件数全体はどのくらいですか。

A. 令和6年度の作業件数は6,403件で、前年度(6,463件)から高止まりが続いています。年次推移の詳細は誹謗中傷の件数推移グラフ【2010〜2025年】をご覧ください。

Q5. 誹謗中傷の相談が増えているSNSはどこですか。

A. 令和3年度から令和6年度の推移では、TikTokが28件から147件へ約5.3倍、Instagramが216件から587件へ約2.7倍、X(旧Twitter)が797件から1,634件へ約2.0倍に増えています。一方で5ちゃんねるは223件から115件へ減少しました。

Q6. 表に出ていない小さなサイトの投稿は相談できますか。

A. できます。令和6年度は「上記以外の事業者/サービス等」が2,705件(38.1%)、「その他・不明」が504件(7.1%)で、合計45%超が大手以外です。まず投稿URL・スクリーンショット・投稿日時を保存してください。

出典一覧(一次情報)

免責事項

本記事は公的機関が公表する統計・制度情報を一般向けに整理したもので、特定の事案に対する法的助言ではありません。統計値・制度内容は将来の更新や法改正により変わる場合があります。掲載の数値・制度は本記事作成時点の一次資料に基づくものであり、削除や開示、特定の成功を保証するものではありません。個別のご相談は、総務省委託の違法・有害情報相談センター(https://www.ihaho.jp/)や弁護士等の専門家にご確認ください。

一人で抱えず、まず状況を整理しましょう

削除・投稿者の特定・損害賠償のどれが向くかは、媒体・証拠・期限で変わります。下の3ステップで整理できます。

① 被害タイプ診断② 証拠を整理③ 弁護士に相談

※ 削除・発信者情報開示・慰謝料・損害賠償・解決を保証するものではありません。秘密厳守で対応します。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。削除の可否、発信者情報開示の見通し、慰謝料・損害賠償の可能性は、投稿内容・媒体・証拠・期限・権利侵害の内容などにより異なります。個別の見通しは弁護士にご相談ください。

ネット誹謗中傷相談ナビの相談前整理事例

サイト名、サービス名、担当者名、LINE名、決済名などで確認している方は、事例パターンと証拠の残し方を分けて確認してください。個別の違法性、返金可否、削除可否、解決を断定するものではありません。

相談前に、投稿情報を整理しませんか?

LINEでは、証拠保存チェックリストや投稿URL・投稿日時の整理案内を受け取れます。

※ 削除、発信者情報開示、慰謝料・損害賠償の結果を保証するものではありません。個別の見通しは弁護士にご相談ください。

最終更新日: 2026-09-14
次回更新予定: 2027年2〜3月(公的統計の確定値公表後)
LINEで整理 iOS Android 相談予約
LINEで相談無料・秘密厳守